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コンテナの段積みや段バラシを自動化する──貴社の生産性向上に寄与します

2023/09/02

段積み・段バラシ装置

コンテナの段積みや段バラシは様々な業種、様々な工程で発生しますが、人の手によってそれらの作業を行っていたりしませんか?今回紹介するのは、それらの段積みや段バラシを自動化する装置です。

弊社はコンテナ(番重・クレートなどとも)の段積み・段バラシ(スタッカー、アンスタッカーとも)を自動化する装置についてオーダーメイドで多数の設計製作の実績があります。
プロセスセンター、部品工場、配送センター、その他食品工場など。
また、そのコンテナの大きさ、形状、重さも様々で、1時間に400個〜1500個まで能力も幅広く対応してきました。

今回は、以前にYouTubeにアップしたデモ機をもとに概略を説明致します。ぜひご覧ください(YouTubeはこちら

段バラシ機について

アンスタッカーとも呼ばれたりしますが、まずは段バラシ機について概略を説明します。先程の動画前半、14秒付近から動作の様子が分かります。

  • 10段に重ねられたコンテナがコンベヤ(今回はDCモーターローラーコンベヤ)によって運ばれ、装置に引き込まれる
  • 装置内部で一旦停止し、下から2段目のコンテナを可動式の爪で持ち上げる(爪の動作は電動シリンダとステッピングモーター)
  • その後、コンベヤがもう一度駆動し、コンテナが払い出されたことを光電センサーで検出し、コンベヤが停止しコンテナが下降する
  • 爪を一旦リリースし、また2段目のコンテナを持ち上げ、先程の動作を繰り返し

今回のデモ機では1時間当たり750個の処理能力ですが、もちろん設計手法によって、もっと処理数を増やすことも可能です。

段積み機について

続いてスタッカーとも呼ばれたりする段積み機についてご説明します。動画では1分10秒程度のところから動作を見ることができます。

  • 1段のコンテナがコンベヤによって運ばれ、装置内部へ引き込まれる
  • 出口側のゲートは閉状態(ゲートの開閉は電動シリンダ)で待機しており、ゲートによってコンテナは止まる
  • 爪がコンテナを掴み、持ち上げて次のコンテナを受け入れ可能にする
  • 上昇させたコンテナを新しく入ってきたコンテナの上に置き、動作を繰り返す

いかがでしょうか。
今回のデモ機は全ての可動部をエアレスで設計していますが、エアシリンダで置き換えることも可能です。動画ではコンテナでしたが、折り畳みコンテナも対応可能です(自動で折り畳みコンテナを「折りたたむ」あるいは「組み立てる」装置も可能です)。
ちなみに今回のデモ機では、三甲株式会社様のSNコンテナーC#7を使っていますが、こちらのシリーズであればコンテナの大きさが変わってもこのデモ機をベースにした設計変更である程度ご対応可能です。
もしまだ人の手でコンテナを積んだりバラしたりしているようでしたら、ぜひお声がけ頂ければ幸いです。貴社の生産性向上に寄与出来ると思います。

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